京都国際映画祭2022アンバサダーよりメッセージ

  • 京都国際映画祭2022
    アンバサダー

    サヘル・ローズ
    皆様、こんにちは。イラン出身のサヘル・ローズです。
    大好きな古都・京都の風と景色の中で行われている映画祭。
    私は幾度も人生のターニングポイントで映画に救われ、支えられてきました。
    映画というのは誰かの記憶の中で残り続けています。
    そんな人生の一部になる映画が、今年も京都国際映画祭に集います。
    コロナによって変化していく表現、映画の意義を模索・葛藤しながらも、産声をあげた素晴らしい作品たちが皆さまにお会いできるのを楽しみにしていると思います。
    西陣織のように美しい記憶の模様を京都国際映画祭で紡いでいただけたら幸いです。
    また、このような素晴らしい機会、アンバサダーに選んでいただけた事を誇りに思います。
    自由に表現ができる奇跡。
    世界にいく事が困難になった近年だからこそ、京都からアナタも、世界と繋がっていける事を願っています。
    平和を心に、京都でお会いしましょう。

京都国際映画祭実行委員会よりメッセージ

  • 京都国際映画祭実行委員会
    名誉実行委員長

    中島貞夫
    本年も、また”コロナ禍騒動真っ只中”という状態で迎えねばならなくなった”京都国際映画祭”。
    ならば、ここは……
    昨年迄に得た諸々の経験知の上に、更なる発想と工夫を加えて、これ迄以上に内容の濃い、魅力あふれる映画祭をつくり上げて行く格好の機会ということにもなってくれるのではなかろうか。
    会場は、昨年同様、市内の各所での展開となるが、要はその内容が、すべからく迅速且正確にゆき渡るよう努力を惜しまぬ覚悟である。
    最後になったが、”映画祭”と称しながら、欲張り根性だけは丸出しの芸術の祭典。
    肩を張らず、気楽な服装でどうぞおでましを!!
  • 京都国際映画祭実行委員会
    実行委員長

    中村伊知哉
    エンヤラヤー
    3年ぶり。祇園祭は山鉾巡行が行われました。
    196年ぶりに「鷹山」が復帰しはりました。
    3年ぶり。五山送り火も灯されました。
    直前、激しい雷雨でしたが、気張らはりました。
    京都が戻ってきました。おかえりやす。
    「映画もアートもその他もぜんぶ」。
    京都国際映画祭もせいだい戻します。そして発展させます。
    千年の文化が息づき、映画・ゲーム・アニメ、ポップカルチャーを創り続ける街。
    観光人気ランキングで世界トップを競い続け、文化庁が置かれる都市。
    京都を愛するみんながつながって、「ぜんぶ」を楽しみ、創ります。
    今年もオンとオフのハイブリッドで、コロナ後の、令和の形を作り出したい。 よろしゅうに!
  • 京都国際映画祭
    総合プロデューサー

    奥山和由
    本来、映画もアートも人間を信じるという信念の上に成り立つものです。それ故に自由表現という無限のフレームでの発信力が許されているのです。
    京都国際映画祭はその事を明確に打ち出す映画祭として歩んできました。
    時代は明らかな曲がり角に来ています。数年前は予感だったのが、今や実感として、、人間という価値観そのものを揺るがす変化。これからもそれは加速することでしょう。
    そんな未来の風景が見えない時代だからこそ、我々はこの映画祭の役割をもう一度再認識し、メッセージ性もより強く反映しプログラム内容を充実させたいと思ってます。
  • 京都国際映画祭
    アートプランナー

    おかけんた
    コロナ禍、ウクライナや中国などの世界情勢や、物価上昇なのに賃金上昇なしなどと苦境も極め、未だ先が見通せない昨今。新型コロナウイルスの蔓延防止が解除になり日常を取り戻せたと思いきや、案の定第7波の到来。久々の仲間と深夜まで語り合える解放感と、ひょっとしたら感染するかも?というリスクの中で思うこと。
    「コロナ禍前の日常に早く戻ってほしい」
    病気になって健康というものの価値が分かるように、世界的窮状に呈した今だからこそ覚れる、以前の営為への有り難み。で、私が若い頃よく耳にした理想郷、"ユートピア "。この負のない理想的な架空の世界のユートピアに対し、不条理な未来世界を表現したのが、反理想郷・暗黒世界 "ディストピア " 。この表裏一体のものがここ数年で迷走し、ボーダーラインが無くなりつつあります。そんな状況下、「京都国際映画祭2022~映画もアートもその他もぜんぶ~」のアートとその他が、反理想郷の中で真の理想郷を見出だせる装置になればという思いで、本年はプランをさせていただきました。
  • 京都国際映画祭実行委員会
    実行副委員長

    上野公嗣
    コロナ禍に入って三回目の京都国際映画祭。
    初回はオンラインのみ、二回目はオンラインとリアルのハイブリッド。
    その間必要に迫られ、オンラインが瞬く間に生活の中に浸透していきました。
    数えて第9回目の京都国際映画祭、本年はオンラインを前向きな表現方法として捉え、新たなハイブリッド表現にチャレンジしていきます。
    勿論、人として大切な優しさは失わずに、今年も京都の皆さまのお力添えいただきながら、京都から映画祭を世界に発信していく事を目指します。
    そして、来年の節目である第10回へ向かって‼︎

京都市長よりメッセージ

  • 京都市長

    門川大作
    日本映画発祥の地・京都から世界へ。伝統を重んじながらも新たな文化芸術を創造・発信し続けてこられた京都国際映画祭。厳しいコロナ禍の下、オンラインとリアルの良さを併せ持つハイブリッド形式で、本年も開催されますことを心からお慶び申し上げます。
    開催に御尽力されました中島貞夫名誉実行委員長、中村伊知哉実行委員長、そして溢れんばかりのアイデアで魅力的な企画を生み出してこられた京都国際映画祭実行委員会のみなさまをはじめ、全ての関係者の皆様に深く敬意を表します。
    9回目を迎える今回も、映画に留まることなく、絵画、アートパフォーマンス、演劇、音楽など様々な分野のプログラムが、京都市内各所で開催されます。
    また、才能ある文化・芸術の担い手の皆様を育成する「クリエイターズ・ファクトリー」では、過去に惜しくも受賞を逃した素晴らしい作品に光を当て、才能を“再発掘”されるとのこと。私も大変楽しみにしております。
    本市といたしましても、間もなく京都に全面的に移転してくる文化庁とも手を携え、文化を基軸としたまちづくりを一層進めてまいります。引き続き、文化芸術を愛する皆様のお力添えをお願い申し上げます。
    結びに、この映画祭が実り多きものになりますことを祈念いたします。
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